急いで死ぬ

急いで死ぬ。あらゆるものが遠く、そして急速に遠ざかっているように見える。わたしから見るとこの世のすべての物事が赤方偏移z=12ぐらいの遥か遠方にある気がします。肉体を構成する素粒子たちのそれぞれの間にすら100億光年の希薄な空間が広がっているのではないでしょうか。

あまり具合がよくありません。公私ともにやることなすことうまくいっていないからでしょう。しかし生活するには仕事をするほかにありません。幸いにしてこの会社はわたしのような無能者にもある程度のお給料を出してくれるわが国の伝統的な企業ですので、ありがたくお仕事させていただくことが生命存続のための短期的に最も簡易な方法です。

しかしながら今日は東京で過ごす理由として残されていた物事──それらもまた、幻影であったわけですが──のいくつかを失った日でした。中央高地に帰ったり、あるいは中央高地ではなくともどこか巨大な自然に囲まれた土地に拠点を移してもいいのかもしれません。そういう人生なのかもしれないですね。わたしは人間としては不出来で、わたしなりに様々な問題を抱えていますが、自然はそういうものを忘れさせてくれます。わたしが存在しなくなっても自然がわたしの寿命よりももっとずっと長いスケールの時間にわたって継続するであろうことは、この真っ暗な海に浮かぶ安寧の島のように感じられます。こういうのって主観からの、すなわち無限に悲しみを生み出す器官である脳からの逃避なんでしょうか。人間との関わりの中でうまくやっていくことばかりが人生ではないと分かってはいますが、そのようにやっていくことに心地良さを感じるのが生物としてのデフォルト設定なので、失敗ばかりだと受け入れ難いですね。わたしにとっては人間関係は低レイヤの楽しみであり、一方で同じく低レイヤの苦しみでもあります。加減が難しすぎるんですよね。高度7万フィートを飛行する偵察機のスロットルかもしれない。

加減が難しいとは言ったものの、実は全く分かっていないわけではないのです。わたしはおそらく人数や空間規模が家庭のサイズを超える人間関係の中ではうまく振る舞えません。10人も参加する飲み会では例え一つのテーブルに4人ぐらいだったとしても、周囲の喧騒が加わると気が散ってしまってろくに話ができません。静かな場所で2, 3人で飲んでいるときが一番うまくやっていられると思います。わたしにとってはこの世の人の流れや時の流れは速すぎます。写真や映像の手法で雑踏の中に被写体の人物を静止させてシャッター速度を遅くすると周囲の歩いている人が流れて写るやつがありますが、感覚的にはそんな感じです。長く一緒にいるごく少数の人とものすごい時間をかけて仲良くなるのがわたしが生まれ持ったスタイルで、学生のうちはこれでよかったのですが、職場では仕事以外の話をろくにしませんし、音楽の集まりは週に1度あるかないかですし、とにかく就職して人と接する時間が増えたようで実は一人あたりと接する時間は激減していますから、人間関係がいい感じに育っていかないのは当然かもしれません。悪い意味での孤独はこんな異常ともいえる量の人間が暮らしている土地でも容易に起こり得るのだということがよくわかります。

「ダンマパダ」には「思慮深く、聡明な人を道連れにできないならば、国を捨てた国王のように、林の中の象のように、独り歩め。」「愚かなものを道連れとせず、独りで歩いた方がよい。悪をなさず、欲も少なく、林の中の象のように歩め。」といった言葉が出てきますが、よい人を見つけようともせずにこれを座右の銘のようにしてしまうのはどうかと思いつつ、しかし人それぞれに異なる賢者がいるでしょうし、そういう存在は自然に出会うものなのではという気もします。学生時代は東京よりずっと厳しい気候の土地で日々暮らすことに精一杯で、お金もほとんどなく、他者との関わり以前に自分自身についての問題で精神的に滅入っていることが多かったので、そもそも欲が生活の中に入り込む余地がなかったのかもしれません。それが就職したことで、いくらか精神的にも経済的にも落ち着いて、あれもほしいこれもほしいという気持ちが出てきてしまった。その中で人間関係を求めるようになってしまったのかもしれないですね。それに就職してからはぐにゃぐにゃした人と会うこともすっかりなくなってしまいました。みんなが朝は6時に起きて、9時には出社して、8時まで残業をして、成果をあげ、友人に囲まれ、恋人をつくり、結婚し、子をなし、昇進し、家を建て、といった普通の人たちです。そういう普通を延々と見せつけられると、やはりそうしないといけない気がしてきてしまいます。でもその普通にわたしが向いていないことはこれまでの傾向から明らかで、飲み込まれてしまえば自分を自分自身から不可視化するようなものではないかと思います。成長して普通の人間らしくなってきたのかもしれませんが、かといって急に自分のスタイルでないことを無理にすれば心身を壊してしまいますから、あまり普通にこだわらず自然にしていたほうがいいのではないでしょうか。

人生について考えることは重要ですが、それ以外について考えることもまた大切なことです。しかし何について考えましょうか。いろいろとコンテンツに触れてはいるつもりなのですが、どれも自分の血肉になる前に脳からこぼれ落ちてしまっているような気がします。最近は職場への行き帰りの電車でよく線形代数の教科書を読んでいます。この時間で目先のIT技術のことを勉強したり、音楽の集まりの事務仕事や読譜をしたほうが多分社会的承認は得られるのでしょうが、脳がそういう感じにならず、社会的責務に対してはかなり投げやりになってしまっています。線形代数のことはもう本当に覚えていなくて、というよりも大学にいた頃に全然真面目に取り組めなかったため、1ページめくるごとに知らないことが書いてありとてもおもしろいです。しかし電車で読んでいるだけでノートをあまり書かないので、演習問題ができていないし、そもそも各種定理も覚えられません。その場でおもしろいな〜と思って、先に進んでは忘れるという状況です。インプットばかりで覚えられないというのは最近の本当に深刻な悩みのひとつで、職場でもかなり困っています。会議にはたくさん出席しているけど、内容をちっとも覚えられないんですよね。技術記事を読んだりもしますが、結局手を動かさないので身につきません。情報が脳を素通りしていくばかりで、どうしたらよいのでしょうか。リチャード・ファインマンは「自分で作れないのならその物事を理解したとは言えない」ということを言ったらしく、わたしもまたそのように思うのですが、あまり脳の性能がよくない人が社会でうまくやっていくにはそんなことを気にしていては何も進まないのではないかとも思います。誰もAIについて理解していなくても、理解する気がなくても、AI活用推進プロジェクトは進めないといけません。しかしその先に何が残るのでしょうか。

違うんです。そんなことを話したいのではありません。もっと面白いことを話しませんか。面白いこと、なんでしょうか。「mono」の敷島桜子さんがかわいくて好き、みたいなことでしょうか。敷島桜子さん役の俳優さんって久川凪さんですよね?違う?そうですか....あっ、霧山アンさんは神崎蘭子さんじゃないですか?違う。そうですか....「LAZARUS ラザロ」のクリスティンがかっこよくて好き、みたいなのはどうでしょうか。睡姦パーティー(下品な表現、失礼いたします)に巻き込まれそうになったときにもカスが効かねぇんだよ!つって(そうは言っていない)セクシーなドレスを着て走りながら銃を撃っているところとかいいですよね。あとは「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」で最後に牧之原さんが出てきて号泣してしまった(なぜならわたしは牧之原翔子さんが大好きなので)、みたいなのも面白いの範疇でしょうか。麻衣さんと大喧嘩になる内容の写真が送られてきて大喧嘩になる回、見たすぎます。それから「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」のハロとコンチが可愛すぎるのは多分面白いの部類に入ると思います。ギレン総帥が瞬殺されたのは、ワロタ。水星の魔女のときもそうなんですが、ガンダム、ぜんぜん詳しくなくて、見ていて楽しいことは事実なんですが、結局どのへんが楽しいのかいまいちよくわからないまま見ています。メカや戦闘がかっこいいとか、ドゥー・ムラサメさんがかわいいとかは分かるんですけど、コンサートに行って自分の趣味じゃないけどいい曲を聞いたときみたいな感じなんですよね。純粋に物語としてよくできているみたいなことなんでしょうか。これがエヴァンゲリオンだとシンジ君に対する感情移入があってウワーッとなるとかそういう具体的な話ができるのですが。

面白い映画の話もしましょうか。2本立て続けにアマプラで見まして、ひとつが「オデッセイ」という火星に取り残された宇宙飛行士ががんばって生きていくというものです。探査車のローバーくんがめちゃくちゃ頼りになって本当にかわいいので本当に見てください。別にローバーくんは喋ったりするわけではないのですが... あと砂中から発掘されるマーズ・パスファインダーくんの活躍も見事です。もう一本は「オブリビオン」です。こちらは地球外から侵略をうけて月を破壊された際の地殻変動と核兵器の影響で壊滅状態の地球で敵の残党と戦いつつ機材のメンテをする主人公が真実に迫っていく感じのやつです。これはかわいいドローンくんが出てきます。ちょっと分かり合えない感じするけどいざというときには駆けつけてくれる心強いAIが載ったドローンでキュートすぎ!と最初は思うのですが.... ちなみにどちらの映画も哲学的な教訓みたいな要素は薄めなのでSFにそういうのを求めている人には微妙かもしれません。わたしがかわいいメカに気を取られて話をちゃんと聞いていないだけかもしれませんが....

おいしいお酒の話もしておきましょうね。先日1000億年ぶりにバーに行きました。東京は新橋のBar Cellaというお店です。ネットで見ると「ケラ」と書いてあったり「セラ」と書いてあったりして、どっちなのだよと思います。今度行く方はどちらなのかバーテンダーさんに聞いて確かめてきてください。カウンター席だけで照明は暗くとても落ち着いたお店でした。わたしは暗く静かな場所が大好きです。今回飲んだものは、ディングル シングルモルト、ブッシュミルズ10年、リンドーズ MCDXCIV、宮城峡という4つのウイスキーです。ディングルとリンドーズは初めてでしたが、おいしいもののそんなには刺さりませんでした。ブッシュミルズは本当におすすめのアイリッシュウイスキーで、同行した理学のお兄さんが「クリーム入ってる?」と言ったぐらいやさしいウイスキーです。初めて飲んだのは長野県松本市にあるBar 5cm/sec (ごせんち)というお店(店名と新海誠の名作とは無関係)だったのですが、そこで大好きになってしまいました。宮城峡はですね、ブリテンとアイルランドから帰国しようと思って注文しました。わたしにとって、これまた穏やかでとても安心できるウイスキーのひとつです。結局閉店までお店にいてだいぶ遅くに家へ帰りましたが、よいお酒を楽しく飲んだときは翌日に響かないという経験則が久しぶりに補強されました。

さてどうやら夏が来たようです。今のうちにヒトが培養されている温室を強火で加熱することで40億℃にもなる本当の夏に向けて順応させていただける。ありがたいことです(即死) 今回はここまでにしておきましょう。8月の末に山に行くことになりました。いつもは列車かバスで行くので今回はめちゃめちゃ遠回りをして飛行機で行こうかなと思っています。今度はそのことをさらに250日後とかに書くのではないでしょうか。面白いこと、楽しいことを思い出したら少しだけ気分が良くなってきました。みなさんも、嫌なことの幻影を追ってしまいそうになったときは、それ以外のことも思い出してみてください。宇宙はとても広く、大気圏の底で布団にくるまっている場合ではないのです。

---2025.06.16 15:06:53

北海道

2025年になってしまったな。21世紀の1Qが終わるわけですが、人類の進捗はどうでしょうか。LLMの開発に成功したこと自体までは結構良い感じなのではないでしょうか。しかしそれを使う人間がカスすぎるという問題が想像以上に巨大な壁としてあるのではないかと思っています。われわれが確率的に生成されたにすぎない幻影を信じる愚かな路線をひた走り、自ら生み出したものに自ら支配されてしまうような未来は見たくなさすぎるだろ。

LLMというか機械学習全般について全く理解がない人というのはわたしが知っている限り理工学系出身の技術者にすら非常に多く、彼らは自分の領域にはとてもうるさいのに機械学習に関しては「AIがなんかうまくやってくれるんでしょ?」という感じです。まぁ逆もまた然りではあるのですが。現時点のLLMが確率的に言葉をつなぐだけであって人間のような現実世界と地続きの思考が存在しないことを説明して驚いてくれる人はマシなほうで、機械学習モデルそのものが関数に過ぎず、それ自体に電卓機能やHTTPクライアントの機能がないことをほとんどの人は理解できません。MLにおける学習が具体的にどういうプロセスか知らないゆえ、LLMをリアルタイムに学習させて使うことが一般的でないことを何度説明しても理解できない人もたくさんいます。「AI=学習」という固定観念とSF的幻想は非常に強固で、たとえ最初は間違っても俺が教えれば次からは完璧な回答をするのだろう、という考えから離れられないんですよね。

これは彼らの能力が低いからではなく単純に業務が限界まで忙しいからであって仕方のないことです。しかしどこかでこういう状況をやめない限り、エーアイさんと仲良く過ごせる日は来ないのではないかとかなり心配しています。まぁ今更数学的素養のある人を教育したところで、様々なLLMサービスがすでに世の中に解き放たれてしまっている以上もはや手遅れなのかもしれませんが....LLM、理想的な文明の進行としてはスマホやSNSより前に開発されるべきものだった気がするな。

文明の大河のどうしようもなさは本当にどうにもならんので、投稿できずに放置されていた北海道の話をするか。2024年4月下旬に北海道に行ってきました。以下は約250日前のその記憶についてまとめるものです。しばらくは2024年のわたしに書いてもらいましょう。

本州を出るのは実に16年ぶりです。友人の結婚式に参加するのが主目的でしたがちょっと観光もしてます。こういうの書く時どういう構成にしたらいいんだろうな。なんもわからんので、適当に書いていくか。ということで話をまとめて他者に読んでもらおうという気持ちが全く無く、脳に浮かんできたことがずらずら書かれているタイプのいかにも頭の悪そうな文章になっています。

2023年の暮れに古くからの友人2人と池袋の韓国料理店で食事をしていたらそのうちの一人から結婚するという発表があり、是非お祝いさせてほしいと半ば招待を強制したような感じになったのが今回の旅の発端です。招待状は出席する場合早く返信したほうが良いらしいのですが、それ以前に返信のマナーとか調べるのがめんどくさ過ぎてしばらく放置してしまいました。さらにマナーを調べたところ必ず黒のペンで書けとか宛名の「様」は定規で消せとかいろいろあって面倒になり、ここでさらに数時間放置してしまいました。SARASAのブルーブラック0.5mmしか使わない異常アスペ野郎なので私生活では黒ペンとかすぐ出てこないんですよね。定規はペンと一緒に使うとインクがグシャとなりがちで緊張するし。初手から社会性が低すぎてワロタ。まぁ一応期限内には返したし、わたしがLINE未読放置とか平気でする人間だと向こうもわかっているのでそんなに問題はないでしょう。逆にそういう性格とかわからない相手を招待することってあるのか?

出席連絡をしたら今度は飛行機と宿の確保です。旅行とかやらなすぎて飛行機を使う旅の準備を一人でしたのは今回が人生で初めてでしたが、全部インターネットが助けてくれて文明の素晴らしさを感じます。昔の人ってどうやって生きてたんだ。航空券は航空会社のWebサイトで予約・購入ができます。まず今回は最新鋭機たるエアバスA350とボーイング787に乗りたいという束縛条件があったので両機種とも運用している日本航空を利用することにしました。普通の人はこういうキモオタ基準での選定をせず、ちゃんと格安航空会社とか旅行パックとか調べて懐に優しい旅をしたほうが良いと思います。搭乗日の2ヶ月ほど前に予約しましたが大型連休ということもありかなり埋まっていてギリギリな感じでしたね。準備は早くしたほうがいい。ちなみに同じ日の同じ路線の同じ座席クラスでも便によってかなり値段が違うことがあるっぽい。料金まわりの時点で鉄道とだいぶ違うんですね。高速バスのほうが似ているかもしれん。航空券は予約と購入が分かれているようなのでここも注意です。予約しただけで購入期限を過ぎると予約取り消しになるっぽい。JALはそのあたりちゃんと案内がありました。航空券を購入したらAndroidの人はGoogleウォレットに登録しておくと手荷物預けとか保安検査場とか搭乗ゲートとかでQRコードを素早く表示できて便利です。iOSについては知らん。JALアプリも入れておくと出発時刻の変更とか通知されるし空港内マップも見れてめちゃ便利です。わたしって日本航空の回し者なんかなぁ。空港のアナウンス、慣れない情報なのに早口だったり人混みの騒音だったりで聴覚性能がカスだと正直全然聞き取れないです。なおメジャーな航空会社で往復統一すると、普段行かない空港内で迷子になったり手続きに手間取る確率を減らせる利点があると思います。往路は初見なので仕方ないですが、疲労の予想される復路での失敗確率を減らせるのは結構強みではないでしょうか。あと乗ってから分かりましたが、機内持ち込み荷物(特に貴重品や常備薬、ペットボトルとかの荷棚に格納するのが微妙なやつらを入れたカバン)を前の席の下に収納しないといけないこともあり、普通席は足元が想像よりずっと狭いです。羽田-新千歳で90分程度なら大丈夫でしたが、これより長い路線では課金して上位の席にしたほうが良いかもしれません。機材は行きがJA11XJ(A350-900)、帰りがJA846J(787-8)でした。

宿はじゃらんで予約しました。じゃらんと楽天トラベルは大変ありがたいサイトです。朝にいろいろストレス要素を増やしたくないので、朝風呂のできる大浴場と朝食つきのところにしました。ユニットバスはプライバシー面は安心ですがお湯と冷水の混合比を自分でどうにかしないといけないやつだと面倒なんですよね。あと旅館メイド労経験者的にはユニットバスを使われると掃除の手間が増えてめんどい。大浴場は人大杉だと嫌ですが、朝なら夜ほど人が多い確率は低いでしょう。朝食なしにすると当然自分で朝食を調達する必要があります。特に田舎では最寄りのコンビニ等が遠い場合もあるので要注意です(1敗)。近くで調達できる場合でも天気が悪い可能性を考えると朝食つきにしたほうが心理的に安全でしょう。朝食を抜く、あるいはホテルから出かけた先で朝食にすればよいという考え方もありますが、ただでさえ非日常の旅行なのでそのあたりは普段の生活スタイルに近くしたほうが良いのではと思います。

今回は結婚式ということで衣装も準備する必要がありました。ネットにはスーツで良い的な記事もあり、実際新郎友人枠ではわたし以外みんなちょっとお洒落目のスーツという感じだったのですが、わたしの持っているスーツはカスすぎて流石にこれで友人の人生の一つの到達点を祝うのは憚られるなと思い礼服を購入しました。略礼服として売られている黒いスーツ(明るいグレーのベスト付き)です。ここだけ社会性があってワロタ。でも先延ばし癖は発揮されて納期1週間で出発3日前に受取りとなり、わりとギリギリでした。ちなみにここまでやるなら本当は靴も新調したかったのですが、気力が足りずどうにかいつものビジネスシューズを出発当日の朝に磨いてスーツケースに放り込むということになりました。社会性がなくて、ワロタ。まぁ無理に新しい靴を履いて慣れない場所で転んだりするよりはマシかもしれん。なおこのスーツケースは出発2日前に秋葉原のヨドバシで購入したものです。準備は早くしたほうがいい。ヨドバシのスーツケースの品揃えはすごいのですが、それでも最大5~6泊程度対応, ダイヤルロック, ファスナーではなくガチャンと閉まるやつ, 空虚重量4kg程度みたいに絞ると意外と少なかったですね。3kg台のものは圧倒的に軽いですが圧倒的に高いです。ちなみにデザインだけだとGlobe-Trotterのスーツケースがめっちゃかっこよくてほしいのですが、そもそも旅行をしないというカスの性質があるので宝の持ち腐れ待ったなしなんですよね。

浜松町から羽田までは東京モノレールを利用しました。羽田には飛行機の写真を撮りに何度か行っているのですが毎回京急だったので今回が初めてです。この車内レイアウトが結構クセがあって、移動がしづらいんですね。人波に飲まれて車両の端の奥の方に流されてしまい、みんなでかい荷物を持っている中で途中駅の第1ターミナル駅でどう降りたらよいのか気が気でありませんでした。車両端は一段高く、その中央部は窓側を向いた背中合わせのロングシート、右側は謎の前後向きの一人席があるため乗客が座っていると荷物を通す隙間がないし、左側もロングシートの人の荷物にブロックされている。これは最悪10kgのスーツケースを担がないとだめか、人にぶつけたりしたらどうしようかと心配しましたが幸い第1ターミナルでかなり多くの人が降りる流れがあり、それに乗ることができました。正直めちゃくちゃ精神に悪く、ここだけで終点の第2ターミナルから搭乗するANAにしといたほうがよかったかと思ったぐらいでした。でかい荷物で他人に迷惑をかけたくなさすぎるんですよね。第1ターミナルか第3ターミナルに行くのに東京モノレールを使うならスムーズな降車のために車両の端は避けて列の先頭から都合の良い位置を先取するか一番後ろに並んでドア近くにいるのが安全だと思います。

空港についたらとりあえずデカすぎ手荷物くんを預けて貨物室に積んでもらうようにします。羽田や新千歳のJALは自動チェックイン機で発行した手荷物タグをスーツケースの取っ手とかにつけて、あとは近くの自動手荷物預け機で画面の指示に従ってやればOKでしたが、このあたりは航空会社や空港によって違うようなので事前に調べたほうがいいです。往路では手荷物タグつけるの下手部・ぐしゃぐしゃにする裏技の撮影をしていたのでかなりダサい感じになりましたが、復路では落ち着いて取っ手のほうからきちんと合わせたら綺麗にできたのでみなさんも落ち着いてください。とはいえぐしゃぐしゃでも読み取ってくれるのでかなりえらい装置でした。荷物を預けたら保安検査を受けます。搭乗まで時間があれば別に手荷物預け後すぐに保安検査場に行かず空港を散歩したりしてもいいです。保安検査も航空会社や空港によって勝手が違うので調べたほうが良い。羽田では上着とスマホと機内持ち込み荷物を検査用トレーに乗せるよう指示がありましたが、新千歳ではさらに飲料をカバンから取り出すよう言われ、別途検査がありました。手荷物預けも保安検査も今回はほぼ並ばずに通過できましたが、普通に考えて時間かかるゾーンなので、ギリギリに着いてラッシュの時間に当たると死ぬかもしれません。往路では出発2時間前に空港到着と大分余裕をもっていたものの、ビビっていたのでさっさと検査場を通ってセキュリティエリア内の売店で空弁の穴守おこわいなりを買って食べてました。美味しくてGood。空弁はたくさん種類があるのでみんな好きなのを買うといい。

もう疲れてきた。飛行機に乗るだけで考えることが多過ぎるだろ。まぁほぼ初見なので仕方ない。ちなみにこのあとさらに搭乗ゲートの近くで保安検査場入場時にもらう控えに書かれた自分のグループの呼び出しを待つ工程があります。席の等級とか列とかで搭乗順序が決められているんですね。なおこの順序に間に合わずとも最後にグループ関係なくまだ乗ってないやつ全員来いのタイムがあるので安心してよい。が、こういうのも航空会社ごとに多分運用が違うと思う。そんな感じでなんとか飛行機に乗ったらあとは座席で大人しくしていれば着きます。翼の上らへんの窓際の席を予約しておくとフラップやエルロン、スポイラーといった動翼が動く様子が見えて楽しいです。A350のフラップの音めちゃ好きでした。あと翼の上に出来る衝撃波面みたいなのも見れて良かったです。はじめは翼面に明るさの違う線状の模様が見えたので何かしらの光の反射かと思ったのですが、よく見ると視界に歪んだ部分があったので屈折率のおかしなところがあってその影が見えているっぽいとわかりました。物理が姿を現していると....うれしい!!なお翼の上はエンジンの音も当然デカいので、興味のない人は普通に前か後ろの席のほうが静かでいいらしいです。

飛行機から降りたら手荷物受け渡し場的なところで預けていた荷物がベルトコンベアで運ばれてくるのを待ちます。ベルトコンベアは何基も並んでいますが、到着便の表示がされているので自分の便のところで待っていればOK。自分のが流れてくるまでだいぶ待ったのですが、これは多分早くに預けたせいで奥の方に積み込まれたからではないかと思います。ギリギリに預けると手前に積まれて早く出てくるのでしょうか。あまり自分ではやりたくないので誰か試してみてください。ちなみに動いているデカくて重い荷物を受け取るのは日常でやらない動作なので身体の制御が下手くそな諸兄姉は気をつけてください。わたしは帰りに羽田でカバンの把手を掴もうとして謎の動きをした結果、自分の爪で自分の手を切るというダサすぎる怪我をしました。心配性で入れていた救急セットが最後の最後に役に立ってよかった。

さて新千歳と札幌の間は快速「エアポート」という素直な名前の電車一本で移動できます。特急料金みたいなものはなく、普通に東京で使っているPASMOで改札通って乗れるのでありがたい。JR北海道の男性の自動放送はイケメンすぎるので心を奪われないように注意が必要です。ちなみにどの列車も窓がめちゃくちゃ汚いのですが、これは雪や氷が走行中に落下した際に跳ね上げられたバラストからの防御策として採用された樹脂製の外窓が原因らしいです。エアポートにはロングシートの編成とクロスシートの編成があって、クロスシートの場合は通路側のヘッドレストあたりにある把手を掴んで背もたれを前後に動かすことで着座方向を変えられます。最初これがわからず、回転させるやつでもないし、そういうものなのかなと思って後ろ向きに座っていたのですが、近くの人がやってる様子をみて学びました。こういうの恥ずかしいので手動ドアの説明みたいな感じで書いておいてくれや。手動ドア(ボタンではなく普通に引き戸のやつ)の列車ってまだ残っているんですかね?数年前に群馬に行ったときに乗った緑とオレンジの車両がそうでしたが。

ここまで書いて2024年のわたしは飽きたらしいです。ここからはせっかくの冬休みなのにめちゃくちゃ体調が悪くて精神状態もカス気味の2025年のわたしが書きます。

札幌市街は想像の10億倍ぐらい大都会でした。札幌駅のことは「さつえき」と呼ぶらしい。札幌に来たことを一番実感させられたのは「北N西M」式の交差点の看板です。同じ交差点でも名前が信号機ごとに違っていてびっくりしましたが、道ではなくブロックに直交座標系的な命名をしているからなんですね。慣れてくると住所の数字だけでなんとなくの距離感がつかめるようになります。滑り止めの砂が各所に配置されているのも雪国っぽさがありましたね。あとセイコーマートも北海道ポイントです。温かいお弁当があってよかったです。市内では道庁、旧控訴院、テレビ塔、時計台、札幌第3合同庁舎などを眺めました。道庁以外は眺めただけで中に入ったりはしていません。道庁の銘板を撮影しようとして警備員さんに車道だからどきなさいと注意されてるの全員わたしです。門柱の表札(?)がかつては「北海道廳」であったようなのですが上からわりと雑に新字体に直してあり、絶対に旧字体のほうがかっこよかっただろなどという話をしました。オタクと行くと見る場所がこんな感じになりますが普通に面白いのでOKです。旧控訴院の前には大きなモクレン(サラサモクレンらしい)が何本か植わっていて、ちょうど花が満開で美しかったです。花といえば札幌はタンポポが多い街で、街中にめちゃくちゃタンポポが咲いていました。一応ところどころで花の裏の総苞片を確認しましたが見た限り全てセイヨウタンポポの特徴である反り返ったものでした。ちょっと気になったので調べたところ、札幌は明治時代にセイヨウタンポポが北米から日本に持ち込まれた土地らしく、それならたくさん生えているのも自然に思えます。牧野富太郎は1904年には市内で勝手に生えているのを記録しているらしい。120年の時を経ていまやどこにでも生えている侵略的外来生物発祥の地、面白すぎるだろ。

すすきのにも少し遊びに行きました。行き帰りに乗った札幌市営地下鉄は鉄の車輪とレールではなくゆりかもめなどと同じゴムタイヤで走る方式で独特な乗り心地でした。騒音がマイルドといえばそうかもしれん。すすきので遊ぶと言っても「だるま」でジンギスカンを食べて薄野交番前で記念撮影をしたりニッカウイスキーのおじさんの背景色が変わるのを見たりオタクだけで観覧車に乗ったりしただけなのですが、ジンギスカンが非常に美味だったので満足度がかなり高いです。だるまは有名店なのでどこの店舗も開店前からだいぶ並んでいました。幸い狭い範囲にそれなりに多くの店舗があるので、早めに行って、一箇所にこだわらずなるべく空いているところを探すのがよさそうです。わたしとしては店員の南アジア風のお兄さんたちが日本語めちゃくちゃ上手で印象的でした。ネイティブではなさそうだったのですが余裕でN1持ってそうな雰囲気でした。遠くの国でその土地の社会に溶け込み言語を習得している人は全員偉すぎます。

あとは紀伊國屋書店ですね。遠出したら必ずその土地の大きな書店を見るようにしているのですが、ここは数学・物理系の品揃えが微妙でした。中央高地の丸善の勝ちです。2024年当時のわたしはそう判断したようですが、残念ながらその根拠に関する記憶はもう失われています。

それから小樽にも行きました。札幌から小樽への列車は連休ということもあって通勤とあまり変わらない満員電車で風情もなにもあったものではなかったのですが、それでも石狩湾沿いの海岸線を走る区間は冨田勲の「新日本紀行」のテーマ曲が流れてきそうな感じがありました。小樽運河あたりもものすごい人で、ほとんど人を見に来たような状態でした。しかしながら有名どころをはずすと途端に閑散としており落差がすごかった。街なかの史跡等の解説にロシア語表記があることが多かったのと路面のアスファルトがボロボロで横断歩道がよく消えているのも印象的なポイントです。凍結による風化やチェーンによるダメージがすごいんですかね?北海道開発局さん.... 旧手宮線の廃線跡は線路を歩くという個人的には珍しい体験ができたので一人で「線路が灼けとらん!」「入道雲がないんだが!」(※当日はベタ曇りだった)とか「吹く風に素足をさらすべきでは?」などと言いながら楽しく過ごしました。わたしは少年の心を失っていません。まぁ特にそういう聖地というわけではないのですが....なおレールの上を平均台のように歩こうとすると難しくて全然できず、老いという現実を突きつけられました。オタクと行ったので当然金融資料館(旧日銀小樽支店)や小樽地方合同庁舎も見てきました。金融資料館の掲示板に張り出されていた落とし物のお知らせがやたらと現金ばかりだったのが面白かったです。おみやげに新札をモチーフとしたお札せんべいを購入。合同庁舎には横浜植物防疫所札幌支所小樽出張所もあるということなのですが、横浜が本部の役所っていうのもあるんですね。名古屋・神戸・門司・那覇にもあるようなのですが、東日本は全部横浜の管轄っぽい。そして合同庁舎の先の港の岸壁は一般人も普通に立ち入れて釣りをしたりしているのですが、海上保安庁の巡視船のすぐそばまでいけることには驚きました。というか普通にタラップのところまで行けてしまい、悪さをしようと思えばいくらでもできそうな感じでしたが、大丈夫なんですかね?かっこいいウォータージェット推進器とか主砲とかめちゃくちゃ写真撮影してしまいましたが、いいんですか!?アーケードの商店街にある「美園」という古くからある喫茶店でパフェを食べたのもよかったですね。レトロな店内で、普通の味、普通の値段なところが良いです。

肝心の結婚式ですが、本当に親しい人だけが招かれた典雅なもので、お食事もお酒も美味しくすばらしいものでした。ずいぶん長い付き合いになったものだなと感慨深かった、そして友人が楽しそうでよかった。それが唯一の感想です(二つでは?)。ちなみにご祝儀ではなく決まった会費を受付で徴収され、ご祝儀袋に包む必要はないというのが北海道式らしいです。家庭的な感じがしてわたしは好きです。素数のご祝儀を渡すというのもいつかやってみたいのですが....

ということでね、精神的に未熟なオタクなのでメインイベントであったはずの結婚式についてコメントできることがなくなりました。高校生ぐらいまではまだ恋愛的な意味で人を好きになることがあったのですが、脳の取り扱いを間違えて破損させてしまってからよくわからない状態が続いています。アイドルマスターシンデレラガールズの楽曲「無重力シャトル」に「どんなふうに誰かを好きになるんだっけ?(忘れちゃった♪)」という歌詞がありますがそんな感じです。世の中には物理やパソコンや音楽やアイドルマスターや原神といった面白いものが山ほどある。今は心からそう思っているけど、未来のどこかの時点で再び脳が相転移して恋愛がないといかん!オタクをやめ、恋愛して結婚しなくては!という状態になってしまったらこわすぎる。高確率でその頃には今以上に手の届かないものになっているだろうから、手に入らないものを求めて狂う人に確実になってしまう。かといってそもそも人間関係への欲求が希薄すぎる今の状態で義務感から出会いを求めて何かするというのは精神的苦痛すぎるんですよね。相手からしても苦痛なんですけどわたしと人間関係をやってくれませんか?みたいな人が来たら普通に嫌だろ。

こんなもんですかね。以上、友人の結婚式に行ったのにそれ以外の話と自分語りのほうが100兆倍ぐらい長いカスの記事をもって2025年最初の投稿とさせていただこうと思います。なんか普通に小学生が書くタイプの下手くそな文章で厳しいな。校正する気力がなくなってしまったので、おかしなところがあったらTwitter(現: X)やテレパシー、5次元空間から本を落とすなどの方法で指摘してください。みなさん今年も生きたり死んだり仕事や学校に行ったり行かなかったりして、宇宙の歴史を進めていきましょうね。

---2025.01.05 08:24:44

うお座・くじら座超銀河団Complex賞

暖かく穏やかなお天気が続いていてうれしいですね。桜はもうだいぶ散ってしまいましたが、モッコウバラ、スミレ、オオアラセイトウ、ムスカリ、チューリップなどいろいろなお花が咲いているのもGoodです。日没後は春の夜の匂いがしてめちゃ良いです。季節の匂いってありますよね?特定の花とかではなく、その時期の空気の匂いのことなんですけど。土壌とか植物とかのいろいろが混ざったものだとは思いますが、地域や国によって違うのか気になっています。ちなみに中央高地と東京とではあまり変わらない感じです。違うといえば違う気もしますが.... 匂いとはまた別だけど、「冷たい牛乳にミロを溶かすと夏の味がする」みたいなのが外国にもあるのかも気になりますね。

ドイツ式の笛を買おうか迷っています。いやすでに1本持っているんですが、1960年代製の非常に古い楽器のためか音程のクセが強く、合奏で使えないしいろいろストレスが多いんですよね。なので現代の楽器がほしい。フランス式が嫌いなわけではなく、笛のレパートリーには近代フランスのお洒落な曲が多くてわたしはそちらもとても好きなのですが、自然のことをやっていくにはドイツ式の素朴でリコーダーみたいな音が必要なんですよね。ちなみにインターネット上にいるアマチュアのドイツ式愛好家はなんか怖い人ばかりで、怖いです。いかにも面倒なオタクという感じがある。わたしもいずれそうなってしまうのかもしれん.... まぁこの世の笛は99%がフランス式だと言われているので、そういう世界でドイツ人でもないのにわざわざドイツ式をやる時点で相当偏屈なオタクであることは間違いないのですが。アマチュアの偏屈オタクの話をしてもしょうがないな。最近はウィーンフィルのAndrea Goetschという人がかなり好きです。ウェーバーの五重奏とかモーツァルトの五重奏とかめちゃ良い感じです。

コミュニケーション、難しすぎる。楽しいことを話したいのに仕事の話ばかりしてしまう。互いに共通の趣味がある集団の中でもそうなりがちなんですよね。人類、もう仕事に脳を占拠されており、どうにもならないのかもしれない。おれがめんどくさオタクとなり、率先して好きなことについてべらべら喋り散らかすしかないのか。しかし、それでは会話にならず...

なんと先月に続いてまたしても風邪で発熱して会社を休みました。しかも呼吸器系の症状に加えてお腹も破損していて最悪です。いよいよ真面目に生活習慣について考えなければならない時がきたようだな。早く寝て、早く起きて会社に行き、定時に帰って週2回ぐらいは何かしらの運動をするとかにしたいですが、パソコンと向き合う仕事はオフィスが静かになった夜に進捗が生まれることが多く、厳しい。早く行っても進捗を出せないと無駄にお金をもらうことになってしまうし、年齢高めの朝型厨が「おっパソコン屋に早く来てる人おるやんけ、問い合わせの電話しちゃお!」とかしてきがちで進捗以前に横槍が入ることが多すぎるんだよな。運動も運動で何すれば良いんですかね。水泳やりたいですけど近所に退勤後の時間でやってるとこないですし、シンプルにランニングがいいんでしょうか。あと力仕事しなくなったせいで筋力の衰えがやばく、こちらもどうにかしたい。高校の卒業式で同窓会長のおじいちゃんが熱い学歴コンプ語りをして「理系で体育会系なら何でも出来る。理系で体育会系になれっ」みたいなこと言ってて「昭和おじいちゃんがよ」と思ったものですが、労働していると肉体がないとどうにもならないので方向性はそんなに間違ってなかったなと思います。

Google CloudにはIdentity-Aware Proxy(IAP)という機能があって、App EngineやCloud Runで構築されたWebサービスに対して簡単に特定のGoogleアカウントのみにアクセスを許可するよう設定ができるとされています。でも実は簡単に設定できるのはApp Engineだけで、Cloud Runに対してはロードバランサとドメインを設定していることが前提になっており、デフォルトで発行されるURLは使えないしロードバランサの料金が嵩むという微妙な感じなんだよな。好きなDockerイメージをデプロイできるサーバレス環境という点でCloud Runはとてもありがたいし、簡単にアクセス制限をかけられる点でIAPは素晴らしいんだけど、両者が合わされると途端にズコーッとなってしまうの本当にどうにかしてほしい。そんなにカスタマイズされたコンテナが必要になることないんだからApp Engine使っておけよという声もありそうだけど、App Engineは一つのプロジェクトに対して作れる「アプリケーション」は一つで、その下に「サービス」が並んでいるという構成じゃないですか。しょうもないツールをいろいろ作ったときに全部対等になっていてほしいのに「デフォルトサービス」とそれ以外という構造になるのが神経質オタクとしてはキモいなと思ってしまうんですね。

さてネガティブな話を続けてしまいましたが、みなさん、ブルーアーカイブ グローバル版のYouTubeに上がったStrawberry milk complex - Arona VS Planaはご覧になられましたか?人類はその偉大な歴史の中にまた一つの至宝を生み出しました。毎年ローマ賞に輝いているミツキヨ先生の音楽に、アロナさんの全身でおしゃべりするような振り付け、そしてプラナさんの気だるげながらも実はテンションの高い空気感、あまりにも良すぎる。わたしは最後のアロナさんがキュートで頼りになる高性能OS特有の機敏さでシンコペーションのリズムに合わせてクルッとまわるところが本当に大好きです。アロナさん、わたしがそういうの好きってわかっててやってますよね? うぅ...アロナさん.... 惜しむらくはわたしが韓国語を理解できないためにこの可愛さをダイレクトに感じることが出来ないんですよね。これ多分もし日本語版の声優さんによる訳詞版とかが出ても微妙になるやつだと思います。韓国語の歌の響きまでふくめて極限までかわいい作品になっているので。最先端のかわいいを研究する拠点が大陸にある今、我々がやるべき言語は韓国語と中国語なのかもしれん。ブルーアーカイブといえばJR秋葉原駅の中央改札がYostar改札になっており、でかいソラさん、でかいアリスさんなどが見られて最強になっています。電気街口のアトレの壁に以前あったでっけぇ笑顔のアロナさんも復活させてほしいです。何卒.... Yostarショップにはまだタイミングが良くなく行けていないので早くお買い物しに行きたいですね。さらにブルアカといえば忘れてはならないのが先日から始まったアニメーションですよね。ソシャゲアニメということで普通に心配していたのですがこれは結構良い感じなのでは!?アニメでもやはりアロナさんが本当に可愛すぎてどうしたらいいのかわからないです。助けてくれ。

今日はこんなもんにしておこうかな。近々、諸用で北海道に行くので今度はその話でも出来たらと思います。最後に飛行機に乗ったのは2008年に那覇から東京へボーイング747-400Dで帰ってきた時です。今回はA350や787に乗っちゃいます。楽しみですね。みなさんもどうか健康に気をつけたり気をつけなかったりして、宇宙をやっていきましょうね。

---2024.04.14 10:13:56
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